【ライブレポート】『Mixed Music Art』-Moanzy(Netherlands)Japan Tour-
私がMoanzy(モアンジー)と出会ったのは、6/29に行われた浅草GoldSoundsのイベントでした。私は自身のバンド『CORNER STONE』として彼と共演しました。
その際、とても気さくな人柄と素晴らしい音楽で大好きになり、帰宅する際には翌週のこのライブも観に行こうと決めます。
今日は、この記事を読んでいる皆さんにMoanzyの魅力を伝えたいと思います。
目次
Moanzyのプロフィール
まずはMoanzyのプロフィールを紹介しましょう。
オランダのレイデン出身
Moanzyは、オランダのレイデンという街の出身です。歌詞のテーマには、『愛』『裏切り』が込められています。
彼の音楽は、インディーロックとエモポップが融合する、とてもユニークな世界観が特徴です。
『自身の不安を世界と共有する自己疑念に悩む壊れた存在』それがMoanzyです。
Moanzyの経歴
Moanzyは、ギター教師の子供として生まれ、音楽に満ちた家庭で育ちました。10歳で初めてギターを手にし、それ以来、楽曲制作を続けています。
音楽に没頭するにつれ、育った環境の単調さと展望のなさに嫌気が差していき、10代の初めから旅をしながら演奏する生活を夢見るようになりました。
しかし、学校を卒業すると父親の勧めに従い、ITの道に進みます。いわゆる「普通」の生活が進むにつれて、音楽に専念したいという願望はますます強くなりました。
そして、20歳の時、Moanzyはハープ奏者と恋に落ちました。この特別な関係と経験は、Moanzyの音楽に深く影響を与え、現在でも多くの曲のテーマになっています。
ハープ奏者はMoanzyに楽曲をリリースし、人々の前で演奏するよう勧めました。
その結果、定期的なストリートパフォーマンスやSpotifyでの自主リリースなど、活動の幅を広げていきます。
現在では、毎年日本でもストリートライブやライブハウスでの講演を行っていて、多くのミュージシャンやファンとの交流を楽しんでいます。
Moanzyの魅力
Moanzyは、東京からブラジルまで、世界中の人々の心を魅了してきました。
そのユニークで憂いのあるパフォーマンスは、観客との親密なつながりを瞬時に生み出し、脆弱性と強さが交差する深い世界へと誘います。
私は完全に英語を話せる訳ではありませんが、つたない英語とジェスチャーだけでも十分Moanzyとの会話を楽しめました。
「Love & Peace」その言葉がこれほど似合う男には出会ったことがありません。
私がMoanzyに惹かれた理由
私はアーティストとして、また1人の人間としてMoanzyが好きになりました。
浅草GoldSoundsからライブの詳細をもらった時、「Moanzyってどんな人なのだろう?」と興味を持ってYoutubeを検索し、ある動画を見つけました。
どこか気だるく感情に触れる音
私はMoanzyのアーティスト写真から、勝手にグランジやパンクのような攻撃的な楽曲を奏でるアーティストのイメージを持っていましたが、この楽曲の雰囲気はそんな私の印象を全て壊しました。
聴いてみると分かるとおり、Moanzyの音楽はとても鮮麗されています。
ますます彼に興味を持つと同時に、自分たちのような3ピースの粗削りなロックバンドが共演していいのだろうかと不安も覚えたのも事実でした。
会ってみるとMoanzyはとても陽気でノリが良かった
先ほどの楽曲を聴いていたので、NIRVANAのカート・コバーンのように少し気難しい人なのかなと心配していました。
先に私たちがリハーサルを済ませ、会場前に出演者全員で挨拶を行ったあと、そのイメージは一気に覆されます。
Moanzyは初対面だった私たちに気さくに話しかけてくれ、イベント開始前に和やかな時間を過ごせたからです。
イベント終了後はお互いの音楽を称え合い、連絡先を交換して帰宅しました。(本当は飲みに行きたかった)
『Mixed Music Art』-Moanzy(Netherlands)Japan Tour-レポート
ここからは7/6のライブレポートをしていきます。
Moanzyはサポートミュージシャンとライブをするのは共演して知っていましたが、この日の1曲目、ステージ上にいたのはMoanzyただ1人でした。
ルーパーという音を録音していくエフェクターを使い、器用に音やコーラスを重ねていく。
パーカッションやバッキングなどを重ねていくうちに、エレキギターと歌しかないとは思えないほど厚みのあるトラックが完成しました。
そして、全ての準備ができた時、1曲目の『There is a $$$ for falling in love』が始まります。
1人で演奏しているとは思えない音の重なりとMoanzyのクリーンな声が、会場に響きます。
曲が終わると、Moanzyはサポートミュージシャンをステージに呼びました。
そして、2曲目は私が好きになった『I am』です。
この曲のサビは「I am I am」と繰り返すので、日本人でも一緒に歌いやすいのが特徴です。
それを知っていて、Moanzyはオーディエンスに一緒に歌うよう呼びかけました。
会場から鳴り響く「I am I am~」、Moanzyは時折歌をやめ、オーディエンスの合唱に耳を傾けていました。その表情から、ステージを楽しんでいるのが手に取るように分かります。
そのまま、『Darling』と『Gimme a break』へと続きます。
Moanzyのライブは楽曲が素晴らしいだけではなく、観客を盛り上げるのもとても上手い。
フロアでは一緒に歌う人、体を揺らして楽しむ人、皆それぞれのスタイルで音を楽しんでいました。
次に演奏したのは、radioheadの『Creap』という曲のカバーです。Moanzyとradioheadに共通点を見いだせなかったので、この選曲は個人的に驚きました。
でも、Moanzyの時折見せる気だるさと、Creapの雰囲気がすごく合っている。
私はredioheadを深く聴きこんだことはありませんが、すっかり聴き入ってしまいました。
この日、ラストに演奏したのはThe Kid LAROI, Justin Bieberの『STAY』です。本家は打ち込み主体の楽曲ですが、絶妙なバンドサウンドに仕上がっていました。
Moanzyの歌や楽曲もさることながら、サポートミュージシャンの技術も何度見ても、聴いても素晴らしい。
何度も緻密にリハーサルを行ったわけではないのに、本番のステージでは息の合った演奏をしていました。
また来年再会することを願って
Moanzyは8月にオランダへ帰国すると言っていました。まだライブは何本かあると思いますが、私は東京から少し離れた場所に住んでいることと本業が忙しいので今年はもう会えないでしょう。
しかし、帰り際に「また来年一緒にライブしよう!」と言ってくれたことがとても嬉しかった。
日本での活動だけではなく今後のMoanzyの音楽活動を微力ながら伝え、応援していきたいと思い、この記事を作成しています。
もし都合が合うのなら、この記事を見ているあなたにも一度あの空間を味わって欲しい。そう思っています。
投稿者プロフィール
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オンライン、オフライン問わずに多くの企業や事業主の集客をサポート。
現在、マーケティング、Web制作、製造業、教育、某国メディア、Web小説の執筆を担当。
5弦ベーシストやレコーディングエンジニアとして音楽活動もしています。
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Thank you so much for this beautiful article! Moanzy is my son and I am so proud that you have written this beautiful words!!!
I wish you good luck and all the best! Dani
Thank you so much!Your son is dear friend!!I wish you good luck too!